シロアリの知識を得て 悪徳業者や無知な業者に備えよう

 

シロアリの知識を得て 悪徳業者や無知な業者に備えよう

 

 

 昨今のシロアリ業者は業界全体のマニュアル化が進み、全く環境の異なるお客さま方に対しても、一律に大量の薬剤をばらまいて高額な費用を取っていきます。

それは例えばお医者さんが、診療に来たたくさんの患者さんに、同じ薬を同じ量 処方するようなものです。

患者さんによって、症状も体質も体重も性別も年齢も、、さまざまな異なる条件があるにもかかわらず、です。

 

そんな無知な業者に、知らないうちにムダなお金を払わされないよう、少し自己防衛してみましょう。

 


<シロアリについて>

生物学的にシロアリはゴキブリと同じ分類で、アリやハチとは異なる。 (等翅目)                
1億数千年前から地球上に存在する。                
                
                
世界には約2,000種のシロアリがいるが、国内の当社対象地域では、主にヤマトシロアリ(99%)で、他にイエシロアリ、アメリカカンザイシロアリが稀にいる。

 

種類  集団の規模 生息 生息地域 被害額目安
ヤマトシロアリ 数百~数万 分散型 北海道~沖縄まで全域 数万~十万程度
イエシロアリ 数十万~百万 拡大型 概ね西日本(千葉、静岡、愛知以南) 数十万~百万レベル

 

・シロアリの組織はピラミッド状で、女王と王が各1匹                
・ニンフ(次期女王、王の候補):2~3% 後に羽アリになる生殖階級、視力はある。
・兵蟻(へいぎ):3~10% 頭に大きなハサミ、視力は退化、普段はあまり活動せず巣への侵入者があれば対応                
・職蟻(しょくぎ):90~95% 営巣し蟻道を作る、木材を食害するのは全て職蟻、体内に原生生物がおりセルロースを分解、職蟻以外の階級にエサを与える、糞もエサで死体も食べる。


シロアリは湧いてくるものではなく、もともと土中にいるもの。 外気に晒されては生きられない為、地上(床下等)に出る場合は、蟻道を作って集団をガードする。蟻道は、営巣の際に出た土と、糞の一部(木材の分解しきれなかった成分(リグニン))を用いて作る。


リグニンは木材の繊維をつなげている(構成している)もので、鉄筋コンクリートで言うなら、鉄筋がリグニンでコンクリがセルロースと言える。木材の繊維をつなぐ成分なので、蟻道は意外と硬い。


シロアリは床下の木材を目指して土中から上がって来るわけではない。(兵蟻、職蟻の視力は退化)                
巣の拡大やエサを求めて進んだ(上下左右)結果として木材に到達するだけ。                
                
                


<侵入経路について>

ベタ基礎は布基礎と比較して、防蟻性能は高い。布基礎であれば土中から基礎まで進入を妨げるものはないが、                
ベタ基礎の場合は、土中から床下に到達するためには基礎の底面にそって水平移動して、基礎の外周に出るなどして基礎パッキン等から侵入するしかないため、基礎外周に蟻道が露呈し発見される。

(この時も床下を目指してはいない)

よって侵入経路としては、ベタ基礎を上下に貫通した給排管用の穴、ジャンカ、クラックの隙間、玄関ステップや勝手口を後付けした場合の基礎との隙間などである。

(予防において蟻道が露呈しないのがマズイため、基礎断熱等は論外)                
                

 


                
<羽アリについて>

羽アリ発生の理由(目的)は、実は巣別れや子孫繁栄ではなく、「リストラ」である。

巣の大きさのわりに個体数が増え過ぎると、女王がフェロモンを出して「ニンフ」に羽が生えてくる。

巣の一部に外界への出口である「群飛口」を作ってしばしそこに待機させる。

飛び立つ時期は、ヤマトシロアリであればGW前後、イエシロアリであれば梅雨時で、それまで群飛口周辺で、飛び立つ時期まで何カ月も待機するが、それまでに集団の個体数が減れば元に戻る。(群飛中止)

エサが無くなれば、彼らが食べられる。                
                
                
ヤマトシロアリの場合、集団が1万匹であれば、2~300匹、イエシロアリの場合、集団が100万であれば2~3万匹が数日かけて群飛することになる。しかし生存率は0.01%程度のため、基本的に全滅する。                
                
                
それぞれ群飛する時期が概ね決まっているのは、全滅は必至だが少しでも生存の可能性が高い、湿気が多く、気温が安定している時期を感知している。(当然、日付の感覚はないし、気象の変化等で時期もズレる)

羽アリの飛行距離はせいぜい数100m程度で、それくらい飛ぶと自然に羽が脱落する。

その後、適度な場所を求めてさまよっている時に他の生物に捕食されるか、死ぬ。

仮に適度な場所にたどり着いても集団を形成する前に死ぬ。

ちなみにシロアリはオス同士、メス同士でもひとまず営巣はする。                
                
                
よって上記内容より、他所で出た羽アリが自宅に影響を及ぼすことは無い。

しかし自宅から羽アリが群飛した場合は既にまとまった集団のシロアリが営巣している可能性が高い。(リストラするくらいだから)

 

 

 

 

 

 


 

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